今こそ競技を楽しもう

アーティスティックスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチが読売新聞の電話インタビューに応じた。新型コロナウィルスの感染拡大を「見えない敵との闘い」と表現。「今は世界が暗闇に入った感じだが、アスリートには「目標」という名の光がある。出来る練習をより大切にし、その光に近づく姿を見せることが、スポーツに関わる人間の役割」と語った。

―東京五輪の延期が決まり、選手たちに何を伝えたのか?

「あえて「今そこアーティスティックスイミングを楽しもう」と言った。こんなリフト(選手を持ち上げる技)をしたい、こんな速さで泳ぎたいということに挑戦しようと。自分の苦手なことから逃げ出さないための絶好の時間を頂いた」

―これまで「競技を楽しむ」という言葉はあまり好きではなかった。

「今は、みんなが苦しい。勝つことに執念を燃やして、勝利が全てというのは、平和な時だから言えるんだと思う。日々、どうなるかわからない中で、選手に寄り添う事が大事」

―日本水泳連盟は代表内定メンバーを変更しないと決めたが、全体練習が出来ていない。

「アーティスティックスイミングは同調性が求められるため痛いけど、競技を合わせるのは1ヵ月あればどうにかできる。それより心がバラバラになっていたら大変。心とか気持ちの方向性が同じなら、そんなに大きな問題ではない」

―代表最年長でエースの乾友紀子は30歳で来年の五輪を迎える。

女性にとって年をとることは肉体的にきついが、全く心配していない。どの競技もベテランはうまく自分と向き合うからこの状況を克服した時、限られたエネルギーの使い方がすごく上手になっているはず。だてに年齢を重ねていないし、私はベテランをリスペクトしている」

―代表には若手が多い。成長のチャンスだ。

「ウィルスの感染拡大で練習環境が変わっても、文句を言わずにパッと動いて適用した。苦労は人を大きくする。みんなで一緒に練習できることに対する価値観が今までと違う。「仲間がいるから、やれていた」と選手は身をもって感じている」

―1995年の阪神大震災後、復興への思いを「HOPE(希望)」という曲に込めた。今後、競技を通じてメッセージを配信する考えは。

「人間の知恵が上回って見えない敵を制覇した時、以前の生活が戻った時、普通であることが大きな喜びになる。何もなかったかのように演技する方がメッセージ性は強い。今年の五輪よりも、来年の五輪の方が、きっと世界中に感動を呼ぶ。見る人も参加する人も平和を実感」

2020年4月30日読売新聞 「新型コロナ」より

道場生の皆さんは、この記事を読んで「今こそ競技を楽しもう」をどう考えますか?

①稽古が出来ないこの時間をどのように過ごしますか?

②交野道場で皆さんと稽古する事への価値観をどう考えますか?

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